2023.11.14
抗インフルエンザウイルス薬等の安定供給について
インフルエンザの流行に伴い、インフルエンザ患者に対して適切な治療・検査を行うため、抗インフルエンザウイルス薬及びインフルエンザウイルス抗原検出キット(抗インフルエンザウイルス薬等)について、その安定的な供給を図ることが必要であることから、厚生労働省より下記の対応について、各医療機関に求められています。
- 医療機関等において抗インフルエンザウイルス薬等を注文する際には、各医療機関等における在庫量やインフルエンザの流行状況等を踏まえ、真に診療に必要な注文量となるよう配慮すること。
- 抗インフルエンザウイルス薬等の安定的な供給の確保の観点から、シーズン中は備蓄を目的とする注文は行わないこと。
- 医療機関等へ一度に大量に抗インフルエンザウイルス薬等が納入されると、市場に流通する抗インフルエンザウイルス薬等の在庫量に与える影響が大きいことから、診療に支障を来す場合を除いて、卸売販売業者の分割納入に協力すること。
- 抗インフルエンザウイルス薬の投与に際しては、薬剤の必要性を慎重に検討するなど添付文書に記載されている内容を踏まえ、適正に使用されるよう、徹底されたいこと。
- インフルエンザウイルス抗原検出キットに用いる咽頭ぬぐい液等を採取する際には、患者の飛沫により医療従事者が感染する可能性が高いとの指摘があることから、十分な感染防御手技を講じられたいこと。
※添付の厚生労働省に通知に、企業からの聞き取りによる供給見込み量に関する資料がありますので、参考にしてください。